健康診断で大腸がん二次検査になったので、大腸内視鏡検査を受けた話し

やなけん（@yanaken8787）です。

3月上旬に会社の健康診断を受診したのですが、大腸がん検査にひっかかってしまい要二次検査になりました。何年か前、他事業部の人が要二次検査のお知らせを無視して過ごしていたところ、その該当する項目が原因で亡くなった事を思い出しました。お子さんもまだ小さかったので、かなり強烈な記憶です。

なので、すぐに検査をすることにしました。

今回は、大腸内視鏡検査で有名な松島クリニックさんで検査をしてきました。

大腸がんで陽性反応が出て要二次検査になって病院に行くべきか悩んでいる人や、これから大腸内視鏡検査を行う方の参考になればと思います。

健康診断の大腸がん検査は何をしているの？

大腸がんは、長さ約2mの大腸（盲腸・結腸・直腸・肛門）に発生するがんで、日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。

大腸粘膜の細胞から発生し腺腫（せんしゅ）という良性のポリープの一部ががん化して発生したものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。粘膜の表面から発生したあと、大腸の壁に次第に深く侵入していき、進行するにつれてリンパ節や肝臓、肺など別の臓器に転移します。

早期の段階では自覚症状はありませんが、多い症状としては、血便、下血、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、原因不明の体重減少などがあります。中でも出現の頻度が高い血便については、痔（じ）などの良性疾患でも同じような症状が起こるため、大腸がんの早期発見のためには早めに消化器科、胃腸科、肛門科などを受診することが大切です。時には、がんによる腸閉塞（へいそく）症状から嘔吐（おうと）などでがんが発見されることや、大腸がんの転移が、肺や肝臓の腫瘤（しゅりゅう）として先に発見されることもあります。

国立がん研究センターHPより

健康診断で便を採取して提出するのは、便の中に血が混じっているかどうかを調べているのですね。

僕の場合は２本のうち、一本が陽性反応でした。

国立がん研究センターのHPにも書いてありますが、痔でも同様の症状が起こるため、

と、放っておいた結果、大腸がんに罹患する方が多いそうです。

男性は女性の２倍の死亡率だそうです。

大腸内視鏡検査

大腸がんを発見するには目視確認しかないとの事で、大腸内視鏡検査をする事になりました。最初は病院へ行って診察をして、検査日予約をしました。

目視確認をするには、肛門から内視鏡をブスリと挿入して確認をしますが、便があると見えないので大腸内をスッカラカンにして内視鏡検査を行います。

この、スッカラカンにすることが重要なのですが、とても苦痛な準備なのです。。。

検査前日

検査前日は、3食とも消化の良いものを食べるように指示されます。

• おかゆ
• うどん
• 食パン
• 豆腐
• 白身の魚
• 赤みの肉
• 卵

などが消化の良いものだそうです。

逆に、消化に悪い代表例として

• きのこ
• 海藻
• しらたき
• くだもの
• こんにゃく
• とうもろこし
• 玄米
• 五穀米
• 繊維の多い野菜

上記は避けろと指示がありました。

夕食は早い時間に取り、18:00～20:00にラキソベロンを飲みます。ラキソベロンは下剤らしいのですが、僕はお腹は痛くなりませんでした。もともと腸の動きを活発にする薬みたいですね。

コップ一杯の水に、液体のラキソベロンを混ぜて飲みました。無味無臭なので、非常に飲みやすかったです。あとは、寝る前までにコップ2～3杯（400ml～500ml）以上の水分を取ることを指示されました。基本的に水のみを飲んだほうが無難だと思います。

検査前の大腸内をスッカラカンにするのにモビプレップという薬を使用するのですが、検査当日のために水道水（ミネラルウォーターはNG）を2リットル冷やしておきましょう。

なぜ冷やしておくかというと、冷えた水のほうが飲みやすくなるとのことです。

僕は嫁さんが冷やすのを忘れてしまったため、苦労しました。

検査当日

8:00から行きたかったので、5:00に起床し、まずは水を2杯飲んで心を落ち着けてから、作り方を良く読んで薬剤を作ります。

モビプレップは、梅味のスポーツドリンクみたいな味です。

座って飲むと胃がムカムカして気持ち悪くなるので、動き回ったりして胃から早めに小腸に流し込むことを意識すると楽に飲めると思います。

約1リットルのモビプレップを飲むのですが、飲み終わりの後、30分経過しても水様便になっていないと追加服用が必要との事で、飲みたくない僕は必死に動き回りながら飲みました。

できれば二度と飲みたくないです。。

このモビプレップは、遠方の人は病院で飲むみたいですね。しょっちゅうトイレ行くことになるので、トイレ争奪戦が激しそうな予感・・・

いざ、検査

既に多くの人が病院に来ていました。案内を受けたのち検査着に着替えるのですが

• 身につけてよいものは、めがね・半袖か袖なしの下着・靴下・入れ歯・補聴器・時計・貴金属のみ
• パンツ（下着）は必ず脱ぐ

と、書いてある説明書を渡されます。

ロッカールームで着替えるのですが、お尻がパックリ割れている検査着を渡されるのでスースーします。上着で隠す形になるのですが、若い女性は少し抵抗あるかもしれませんね。検査をするにはそんなこと言っている場合ではないので、割り切った方がいいかな。

指示通りに待っていると問診があります。僕の問診は可愛い看護師さんがしてくれたのですが、後にその看護師さんに浣腸されたので、ちょっと恥ずかしかったです。

その後、トイレで水様便かどうかの確認をされるのですが、確認は同じ看護師さんでした。またもや恥ずかしい・・・しかもトイレは男女兼用です。お腹痛くてそれどころじゃないので、気にしている暇は無いです。

最後のトイレが終わってしばらくすると名前を呼ばれると、いよいよ検査です。

ストレッチャーに乗せられて少し待っていると、検査室に運ばれます。

検査室に入ると心電図モニターを装着されて、鎮静剤を注射された後はすぐに意識が遠のきます。

目が覚めると検査は終わっていた

目が冷めて気がつくと、既に検査は終わっていた様子です。最初は自分の状況がハッキリわからなかったのですが、看護師さんが検査終了から40分ほど経っていることを告げられました。

あっという間に感じたので、検査中の負担はまったく無かったです。

ロッカールームで着替えるように促されて、着替えを済ました後は先生からの話を聞くのですが、頭がぼーっとしていたため、しっかり聴くことができませんでした。

病理組織検査を行ったらしく（ポリープを切除した）、また二週間後に病院へ行くことになりました。

結局がんだったのだろうか…ただれていたという話なので、がんでは無さそうな気もするのですが、二週間後にハッキリするので今は聞かないことにします。

（2021/07/02追記）

結果的に潰瘍性大腸炎とわかりました。詳しくは下記にて。

 

大腸内視鏡検査の結果は潰瘍性大腸炎と診断。食生活等の注意点。

まとめ

大腸内視鏡検査事態はそれほど苦痛ではないのですが、事前の大腸内を綺麗にする工程が非常に辛かったです。

健康診断で大腸がんの項目が陽性になった人は、

「私は痔だから血液反応出ても仕方ないよなー」

と、無視しないでください。絶対に検査へ行って下さい。

僕は検査結果が出てから治療するかどうかを先生と相談して決めると言われました。がんでなくても、何か病気が発見されたのであれば、大腸内視鏡検査の意味は大きいと思います。

では、また。