店長として勤務していたら、客に裁判で訴えられた話し

2018年7月14日

ジンボ(@jinbo55)です。

はてブの記事一覧を眺めていたら、2ch元管理人のひろゆきさんのエントリーがあったので読んでいました。

訴えられたことはありますか?

僕はあります。

今の会社に転職して間もない頃、一般のお客様に訴えられました。訴えてきたから客ではないけれど。

悪いことは何にもしてなかったので最終的には勝ったのだけど、会社は弁護士を雇ってくれずに一人で戦ったのでものすごく大変でした。

という事を突然思い出したので、当時の状況をツラツラと綴っていきたいと思います。

訴えられたきっかけ

今の会社に転職して4ヶ月目、職場にも慣れてきた頃でした。

今までの経験を活かして、店長として一歩を踏み出し始めた頃の8月、一人のお客様が怒鳴り込んで来店しました。

購入したスマートフォンの料金が使用していないのに高い! 詐欺だ! というものでした。

前年の6月にiPhone 4が発売になり、僕もスマホを使い始めてからようやく1年が経過した頃です。

各携帯会社ともに2世代目のAndroid機種がようやく発売になったぐらいで、世間ではガラケー(普通の折りたたみ機種)を選択する人がまだ多かった時期です。

対応していた新人の女の子が泣きそうな顔をして助けを求めてきたので、バトンタッチして話を聞いて判明した事は、、、スマホを使い切らなかったので料金を安いプランに変更したが、アプリの自動通信で料金が上限まで達している状況でした。(当時は二段階制の料金体系)

本人同意の上で、データ通信機能を一切行わないように電話のみ使える設定にして退店しました。

退店前に、電話機の設定変更を絶対にしないように念を押しました。

それから二ヶ月後、「料金が高い!詐欺だ!」と再来店し、裁判へと巻き込まれていったのです。

訴状は突然やってくる

ある日、バタバタと忙しく仕事をしていたら、僕本人あての郵便を手渡ししたいと郵便配達の人に言われて出ていった所、こんな郵便が届きました。

寝耳に水とは、まさにこのこと。

会社にお客様から個人的に訴えたれた事を報告すると、意外な言葉が帰ってきました。

社長
社長
ジンボ、お前が悪いことをしていないのは分かるが、少額訴訟だ。費用は会社が払ってやるから、弁護士はつけない。今回は諦めろ。
ジンボ
ジンボ
えぇ…。社長、ボクは何も悪いことしてないっすよ! 納得行かないです(´;ω;`)

訴えられた金額が約6万円ほど。

少額訴訟を企業に対して起こすと、費用や時間の面を無駄と考えて払ってしまう会社が多いそうです。

そういった事情を逆手に取って、当たり屋みたいな行為をしている輩がいるとのこと。

ジンボ
ジンボ
当たり屋行為はボクが許さん

という事で社長との交渉の結果、経費と時間は会社持ちで自分で裁判やらせてくれ!

と、承諾を得たのです。

裁判は書類を使っての戦い

裁判自体が初めての体験なので、何から手を付けたら良いのかまったくわからなかったので、とりあえずどうすれば良いか? 担当書記官に電話で聞いてみました。

会社としては弁護士をつけてくれないこと、自分で裁判を戦うことにしたのだけど何をしたらよいのか分からないことなどを相談しながら、次の行動を質問しました。

担当書記官の方僕のことを不憫に感じたらしく、今後の行動をとても親切に教えてくれました。

  • 裁判は全て書類での応酬になること
  • 事実のみを客観的に争う
  • まずは、訴えに対する反論をする

そして約半年もの間、裁判の対応に追われることになるのでした。

 

裁判官の心象って大事

原告は足が不自由だったのですが、杖を使えばそれなりに普通に歩けました。

お店へも原付バイクで元気に来店していたのですが、法定での時間は車椅子に乗って、押されて入ってきます。

お前、元気に原チャリ乗ってたじゃないか!しかも杖使って早歩きだったぞ!(・o・)

後で一緒に訴えられた会社の弁護士さんから、裁判官の心象を良くするための小技だと教えて貰いました。

結局、人が人を裁くので、情に訴えるという事も時には大事なのですね。

証言中に起きた出来事

一審が簡易裁判所からスタートなので、法定には裁判長、書記官2名、原告、被告会社弁護士、僕の6名が基本スタイルでした。傍聴人は誰もいない。

その中でも、、、

「被告人前へ」

をやるのですね。

傍聴席に誰もいないと判っていても、初めてあの場所に立った時の緊張感はハンパないです。注目されている大きな事件なら、とても緊張すると思います。

最初の口頭弁論から5ヶ月が過ぎた頃の話です。

そんな緊張する中で、証言台に立って裁判長に経緯や原告に対する反論を行っていた所、原告席に座っている原告が一言、

原告
原告
訴え取り下げようかな(ボソッ)

なんて言うじゃないですか。

イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ

もっと序盤で言えよ・・・

結局、裁判は最後までやったのですが、裁判は客観的な事実と心理戦なんだなぁと改めて感じました。

次の口頭弁論の日程を決める中で

口頭弁論が終わりに近づいてくると、次回の口頭弁論(裁判)日程を決めるのですが、原告から驚く発言がありました。

原告
原告
その日は別の裁判が入ってるから無理だな!

少額訴訟を生業としていると、裁判日程が詰まっているのですねえ。そんな人もいるのですね。

裁判長も、

「あ、そう。じゃこの日はどう?」

みたいに、かなり慣れた様子。

原告は、有名人なのですねぇ。

判決文は意外とアッサリ

判決が出たのが半年後の4月下旬。

主文はアッサリと2行。

事由及び理由も主文含めて3ページ。

このために半年間戦ってきたかと思うと、感慨深いものがあります。訴えるとか訴えられるとか、あまり気分の良い物では無いですが、良い経験をしたなと前向きに捉えています。

まとめ

その後、2審の訴状が届いて、地裁も経験することになりましたが、地裁の口頭弁論は一回だけで結審でした。

もっと大きい問題の裁判は同じような事をしなくてはいけないでしょうねえ。

裁判の詳細は諸処の事情で書けませんでしたが、少し雰囲気は伝わったでしょうか?

あまり経験はしたくないですけどね!

では、また。