【2011.3.11】東日本大震災から7年
やなけん(@yanaken8787)です。
2011年3月11日 (金)に発生した東日本大震災から丸7年を迎えます。
写真は、解体撤去されてしまいましたが、気仙沼市の内陸部まで押し流された「第18共徳丸」です。
船下に潰されてしまった軽自動車があり、中に人がいるのか?わからない状態だったのですが、解体時に誰も乗っていなかった事が判明したと現地の人に聞きました。
皆さん、震災当時のこと覚えていますか?
かなり風化しかけているとの話も聞きますので、あの時に何が起きたのか?を振り返るとともに、僕の体験談を綴っていきたいと思います。
【注意】地震発生時の映像や津波の映像を引用しています。
2011年3月11日(金)
その日、僕は公休日で横浜駅周辺で家族揃って買い物をしていました。当時息子は5歳。当時勤めていた会社の代表にパワハラと嫌がらせを受けており、今の会社の面接を2日後に控えていました。
面接に備えて新しいスーツを買って、取りに行った日だった記憶があります。
妻子は横浜駅西口にある、ヨドバシカメラのおもちゃ売り場でおもちゃを見て時間を潰していたので、スーツ引取後に合流する事にしていました。
14時46分18秒
ヨドバシカメラで待つ妻子の元へ移動しようと、横浜駅自由通路を歩いている時に震災が発生。
物凄い轟音と、悲鳴、喚き散らす人々で大混乱。
走ってヨドバシカメラへ向かい、警備員さんの制止を振り切って階段でおもちゃ売り場まで向かいました。隣を流れる川の水が揺れで溢れそうになっている姿がとても強烈で、
「ただ事じゃないな」
と直感的に感じました。
幸い、妻子に怪我はなく、無事に合流。すぐさま、沢渡中央公園へ一次避難を行いました。
当時はガラケーが主流な時代で、僕は通話用のガラケーとiPhone4の2台持ち。Twitterを見るととんでもない事になっている事がわかったのだけど、モバイルバッテリーを持ち歩いていなかったので、すぐさま2台とも電源を切りました。
公園には避難している人達で溢れていましたが、大きな余震が続かなかった事と、日が落ちてきて寒くなってきたので自宅へ向けて移動を開始しました。
寒いのと子供が疲れ果てて歩けなかったので抱えながら歩いていましたが、当然長距離を歩けるわけもなく、Twitterで困っている状況を呟いていると、それを見た友人が車で迎えに来てくれました。本当に感謝。
自宅に帰ったのが23時過ぎ、テレビをつけたら衝撃的な津波の映像が流れていて初めて東北で地震が起きていたのを知りました。
忘れないためにも記録を残し続け、思い出すことが重要と考えます。
しかし、辛い想いをされた方も多いと思います。
津波の映像を好まない方は見ないで良いと思いますが、出来る限り見ていただいて思い出してください。忘れないでください。
再び起こった時に、どんな行動をすべきか?何に注意すべきか? 認識してください。
震災翌年に現地を訪れて
翌年に会社のボランティアで東北を訪れました。
塀の土台だけ残って後は何もない風景。
防災無線を使いぎりぎりまで住民に避難を呼び掛けた南三陸町の防災庁舎。
多くの職員が津波で命を落としました。
現在は、震災遺構として、錆止めが塗布され真新しさを感じます。写真は震災翌年のもの。
宮城県気仙沼向洋高等学校は震災時に学校にいた生徒・先生が全員無事だった学校です。2017年に再び訪れた時はこの場所も立入禁止となっており、震災遺構として保全が進められています。
なぜ全員が無事だったのか?
宮城県のホームページにて"「その時,現場はどう動いたか」3.11の震災直後の動向"にて、当時の状況が詳細に記されています。
備えよ常に
「備えよ常に」は、ボーイスカウトのモットーですが、普段から何を準備し、大地震発生時にどんな行動を取ればよいのか? 準備と確認をしておくべきです。
今後発生するであろう南海トラフ地震は、2018年1月現在で30年以内の発生確率が70~80%と試算されています。
いつ発生してもおかしくない状況なのは、変わりありません。
具体的に備えておくべきものとしては、何があるのでしょうか?
- 自宅で備えておくべきもの
- 外出中に被災した時に備えておくべきもの
- 想定されるリスク
- よく滞在する場所の避難場所、避難経路
- 職場や学校から自宅までの道順
- 被災時の家族との連絡方法
首相官邸のページにある、災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~では、家具の置き方や一週間分の食料品と飲料水、家族同士の安否確認方法など、参考になる情報があります。
女性の皆さんは、女性特有の問題もありますよね。
本屋でこれは参考になるなと思ったムックがありましたので、紹介しておきます。
女性誌のananが編集しているムックで、下着や生理用品など女性の視点で準備しておくべきものが掲載されています。
帰宅難民にならないために
本来であれば、職場や学校などの普段の出先から自宅までの経路を、実際に移動して確認する時間を作った方が良いです。
それが出来ない方は帰宅支援マップなどを購入し、カバンに放り込んでおきましょう。薄いので邪魔にはならないハズ。
Yamapなどをスマホにインストールしておくと、携帯の電波が届かない場所での使用を想定しているアプリなので、エアプレーンモードでも地図とGPSが使えるのは優秀だと思います。あらかじめ地図をダウンロードしておく必要がありますので、職場・学校から自宅までの地図はアプリインストール後にすぐにダウンロードしておいてください。
さいごに
1年に一回は家族や友人で震災時の対応について、話し合っておいて欲しいなと思います。そういう我が家も連絡方法含めて、あらためて時間を作り、話し合いをする時間を作りたいと考えています。
日頃からのシミュレーションと訓練が、いざという時に役立ちます!
携帯電話・スマートフォンで、Jアラート(緊急速報メール)を受信する方法