高校生の息子に三井住友カード「かぞくのおさいふ」を持たせた話し
やなけん(@yanaken8787)です。
息子も高校生になり、毎日楽しく通学をしている様子です。
徐々に行動範囲も広がってきており、先日は先輩に連れられて自宅から電車で2時間ほどかかる場所まで遊びに行きました。その時にちょっとしたトラブルがあって、いざという時に送金して使えると安心だな……と、お守り代わりに三井住友カードの「かぞくのおさいふ」を持たせる事にしました。
持たせることにした細かい経緯や、具体的にどんな使い方を想定しているのかなど、参考にしてもらえたら幸いです。
きっかけは先輩との遠征
息子の通う高校はちょっと特殊で、全国にキャンパスがあります。関東地方には複数のキャンパスがあり、キャンパスの垣根を越えてSlack(!)で交流しているそうです。また通信制が土台にあるため通信の生徒ともSlackで交流しており、多種多様な友人関係を育んでいるようです。
そんなある日、自宅から2時間ほどかかる駅集合で息子は朝からイソイソと遊びに出かけていきました。
Slack上で交流のあるメンバーですが初めましての人がほとんどなので、親の視点から言わせると完全に学内オフ会です。(ちなみに、お互いに生徒証で本人確認したそうです笑)
夕方くらいまでには帰ってくるだろう…そんな風に思っていたのですが
妻からそんな連絡がありました。
息子としてはみんなでランチして、少しお茶して夕方くらいまでには帰ってくる予定で出かけたようです。僕が仕事から帰宅すると時間はすでに20時。この時点で、まだ帰宅していませんでした。
息子はこんな感じの状況でした。
- 人生で初めて、遠くに遊びに行った。(初の自宅から70km越え)
- 友達とランチをして、少しお茶をして夕方くらいまでには帰ってくるつもりで出かけた。(と、妻に言っていた)
- スマホのバッテリーが交換時期で電池が無くなりやすい状況にもかかわらず、モバイルバッテリーを持っていかなかった。
- PASMOには2千円前後がチャージされていた。往復ギリギリの交通費。
- 財布に小遣い2千円ほどを入れて出かけた。
- 20時過ぎても連絡なし。今まで連絡無く、無断で20時以降まで出歩くことがなかった。
過保護に感じるかもしれませんが、我が家としては通常の状況ではありません。連絡が取れないため、状況確認できないことも輪をかけて心配にさせました。
そんな話をしていたのですが、結果的に21時くらいにひょっこり帰ってきたので一安心。お金もギリギリ足りたそうです。
あぁ、ヨカッタ。
今回の問題点
今回の問題点としては、
- モバイルバッテリーを持って出かけなかったため、スマホの電池切れとともに連絡が途絶えた。
- ギリギリのお金しか持ち歩いていなかった。調子に乗ってチャージされているPASMOで飲み物を買ったり、持って行った現金を必要以上に使った場合、現金不足で帰ってこれなくなるリスクがあった。
この2点です。
モバイルバッテリーに関しては「買ったのだから持ち歩け!」と口酸っぱく言うのですが、「スマホは学校で充電できる」と、未だに持ち歩きません。スマホは電池交換するか機種変更する時期なので、これは別途検討することにしました。
ギリギリのお金しか持ち歩いていない問題については、解決策として三井住友カードの「かぞくのおさいふ」を持たせる事にしました。
「かぞくのおさいふ」を採用した理由
「かぞくのおさいふ」は、VISAプリペイドカードです。
普段使いをさせるかは今後の話し合い次第ですが、残高ゼロのままお財布に入れておいて、緊急時に息子へ送金できる仕組みとしては非常に良いなと感じ採用しました。
メインで三井住友カードを使っているので、三井住友カードからのチャージ手数料が無料なのもポイントでした。(他のVISA、Masterは1回204円)
「かぞくのおさいふ」の使用方法をまとめると
- 将来的にはモバイルPASMOで使わせたい
- 普段使いは今後の話し合いだが、緊急時に送金できる仕組みとして採用
子供がプリペイドカードを出した時にお店の人が怪しまずに受け付けてくれるか不安な事と、利用できない加盟店があるので注意が必要です。
公式ページで確認したところ、スペック的には一般的なプリペイドカードと同じような仕様っぽいですね。モバイルSuicaにはチャージできるみたいだけど、モバイルPASMOは?? と疑問に感じたので電話問い合わせしたところ、モバイルPASMOも問題なく利用できるとの事でした。
かぞくのおさいふの使い方
VISAプリペイドなので、使える加盟店と使えない加盟店があるのは前述の通りです。
子供の使い方目線で見ると、暗証番号が必要そうだけど駅の券売機は使えそう。コンビニも問題なし。モバイルSuica・PASMOへのチャージもOK。iDが使える飲料自動販売機では利用できない(Appe PayやGoogle PayでiD加盟店舗では利用可能)みたい。
チャージは以下の手順により可能。
- 「かぞくのおさいふ」のトップページからログイン
- ログイン後に、右上の「家族管理」-「チャージ」-「家族チャージ」-「使用者選択」を選択します。
- 使用者選択で実際にチャージするカード名義を選択します。
- その後、チャージ金額を入力してクレジット決済でチャージできます。
三井住友カードを持っている人は、Vpassと連携すると溜まっているVポイントをチャージすることも可能です。クレジット決済でのチャージ以外は、口座振替、セブンイレブンATM、ローソン店頭で可能。
余談ですが、三井住友カードゴールド(NL)が最近発表(発売?)されました。このカード、一回でも年間100万円の決済をすると通常5,500円の年会費が永年無料になるカードです。しかも、年間100万円の決済を達成した年は、毎回10,000pt Vポイントが貰えちゃうお得なカードです。
貰ったポイントを「かぞくのおさいふ」にチャージするのも良いですよね!
当サイトからの紹介で契約すると、Vポイント2,000ptがもらえるみたいなので、よかったら使ってください。
「共通のおさいふ」と「個別のおさいふ」
かぞくのおさいふには、「共通のおさいふ」と「個別のおさいふ」の二種類があります。
「共通のおさいふ」はチャージした金額を、親と子のカードで共通のチャージとして使用することができます。申し込み時に共通のおさいふとして申し込むことで適用されます。ようするに、10,000円をチャージしたら2人で10,000円を使うことができます。
今回は「共通のおさいふ」を作りました。
「個別のおさいふ」はチャージした金額は、親と子は個別に使用です。子供のプリペイドに5,000円をチャージしたら、子供のプリペイドでしか使用できません。
注意点
使用するにあたって、意識するべき注意点を下記に挙げます。
- 暗証番号を忘れると再発行しか方法がない(手数料無料)
- 一度チャージすると返金は不可
- カードの解約・廃止の制度は今のところ無い(2021年11月20日現在、電話確認済み)
- 有効期限の1年前から有効期限到来月の前月26日までの期間にショッピングやチャージがないと更新カードが発行されない。
4番目の注意点ですが、「個別のおさいふ」は特に注意が必要です。
主契約者(たいてい親のプリペイド)が未使用のまま過ごしてしまうと更新カードが発行されません。そうすると、全ての子カードも廃止(使用不可)となってしまうとのこと。
上記のリスクを避けるために、二段階でちょっと面倒ですが、
主契約者のプリペイドにチャージする → 子カードに残高を移動
この方法を基本とすると、意図しない解約を防ぐことができます。
「共通のおさいふ」の場合は親子双方の契約番号が同一ですので、どちらかにチャージをすればOKです。
(2022/3/26追記)
先日、子供のカードにチャージをしようとした所、チャージが2回ほど失敗してできませんでした。3回目のトライで無事にチャージできたのですが、三井住友カードに確認したところ、下記の解答でした。
最近、かぞくのおさいふへの不正チャージが増えており、システムが不正利用と検知してチャージを抑止していました。お客様としては事前の対策などは現在ございません。
かぞくのおさいふにログインすると、一度使ったカード番号は記憶されており、カード番号の入力なしでチャージができる仕様になっています。SMS認証と3Dセキュアが実行されるとはいえ、昨今の事情で不正検知されるわけですね。。。っていうか、それはかぞくのおさいふ側の脆弱性では??
緊急時に2回連続チャージが出来ないと焦りますが、このような事が起こりえるのを認識しているだけでも、精神的な使い勝手は異なるかと思います。
カード紛失・盗難時のリスク対策としては、
- マイページから利用停止を行うこと
- パスワードを90日ごとに変更すること
- チャージに三井住友カードを利用している場合は、VPASSのパスワードも定期変更する
この3点が重要です。
さいごに
今回は「緊急時に子供に送金する」という目的で、「かぞくのおさいふ」を契約しました。基本料金も無料ですし、三井住友カードからのチャージであれば手数料も無料なのがポイント。
まずは《お守り》として持たせて、そのうちモバイルPASMOの登録をしたいなと考えていますが、ネットショッピングにも使えるので、便利な使い方が他にも見えてきそうです。
「お金を守る」という意味でも、定期的なパスワードの変更もお忘れなく。
それでは、また。
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