iPhoneの電池寿命を確認する方法
やなけん(@yanaken8787)です。
以前、バッテリーの寿命を確認するアプリがあって、たまに確認をしていたのですが、iOS12以降は本体で確認できるようになったみたいです。まったく知りませんでした。
バッテリーの状態を知ったからと言って何に役立つ訳ではないのですが、愛機の状態を把握するのは個人的には大事だと考えていますので、確認方法を解説していきます。
iPhoneの電池寿命を確認する方法
確認方法は簡単です!
設定 – バッテリー – バッテリーの状態
で、確認することができます。
僕のiPhoneの場合は、購入当初に比べて最大容量が5%ほど減ってしまっている…と確認できます。
概ね最大容量(バッテリーが満充電できる容量)が70%程度になると、バッテリーの寿命と言われています。
バッテリーは消耗品
なんとなくご存知の通り、バッテリーは消耗品です。
現在の主流はリチウムイオンバッテリーです。リチウムイオンバッテリーは、旧世代のニッケルカドミウム電池よりも充電速度が早く、劣化スピードが遅いのが特徴です。
以前のニッケルカドミウム電池(よく、ニッカド電池といいました)は、電池を使い切ってから充電することを推奨していました。
例えば、100%充電状態状態から40%ほど使って電池の残りが60%程度で充電を繰り返した場合、最大容量が60%になってしまう現象が発生していました。これをメモリー効果と言います。
リチウムイオン電池では、このメモリー効果の発生が軽微なため、意識せずに充電を行うことができます。
スマホの電池寿命を伸ばすための、考え方
iPhoneやAndroidなどの、スマートフォンの電池寿命を伸ばすためには、何をしたらよいのでしょうか?
それには、どういった機能が電池を主に消費しているのか? 理解して、状況に応じてスマホの設定を変更することです。
以下、箇条書きですがキーワードを列挙していきます。
- 電池の寿命は充電回数で決まってくる(大体300〜500回くらい)
- 電池は40%〜80%の範囲で充電するのがベスト
- 画面の明るさ、点灯時間
- データ通信
- 電波が弱い・圏外の場所
- 移動距離が長い
- 高温や低温の状態に置くと劣化する
- 充電しながらスマホを使わない
- 満充電や電池切れ状態で保管すると劣化する
以上のポイントを押さえながら使用するのがコツです。
電池の寿命は充電回数で決まる
満充電から電池切れまでを1回として、大体300〜500回程度で電池の寿命がやってきます。リチウムイオン電池は継ぎ足し充電に強いと言われていますが、それでも充電を繰り返すと劣化は進みます。
リチウムイオンの特性として50%前後が一番電解質が安定する特性があるので、電池残量は40〜80%を維持するのを心がけると良いです。
出かける前とかに電池が無いと不安ですよね。
そんな時は、スマホの本来の使用目的が達成できないので、気にせず充電しましょう。
電池消費の主な種類と原因
ここからは、電池消費の主な種類と原因を解説していきます。
元携帯電話ショップ店長(元修理担当責任者)として、お客様に説明していた内容です。
画面の明るさ、点灯時間
画面表示は一番電池を消費します。技術が向上して省電力のものが増えたとはいえ、大きい要因であることは変わりません。
明るさ自動設定をONにしていると、ユーザーが見やすい明るさに自動調節してくれるのは良いのですが、電池を消費します。一回の充電で長く使いたいと考えている人は、設定をOFFにしましょう。
また、点灯時間も長ければ長いほど電池を消費するので、必要最低限の時間に設定すると良いです。
インターネット等の無用なデータ通信
スマホは電波を発信して、携帯電話会社の無線基地局と接続をして通信を行います。
電波を発信する=電池を消費する
スマホは一生懸命データ通信を行って働きます。その働きが電池を消費するのです。
アプリによっては、ユーザーが使っていない時にバックグラウンド通信を行うものがあります。
バックグラウンド通信が必要なアプリは問題ありませんが、設定を見直すことで不要な通信を減らすことができます。
電波の弱い・圏外の場所
過疎地域や建物の中などで、電波が弱い場所に滞在することがありますよね。
スマホは、基地局との電波が弱いと通信を確立するために、自動的にスマホ→基地局への電波出力を上げます。「電波出力が上がる=電池が消費する」となります。
弱電波・圏外の場所での滞在時間が長いようなら、思い切って、エアプレーンモードもしくは電源を切ることをオススメします。
移動距離が長い
旅行などで移動した際、使っていないのに電池が減っていて困った体験ありませんか?
スマホが移動する際、複数の基地局と電波を切り替えながら通信を確立します。これをハンドオーバーといいます。弱い電波の基地局から強い基地局へ、移動しながら忙しく切り替えるので、ユーザーが使っていなくても電池が消費していくのです。
充電をしながのスマホ使用
身に覚えのある人、一杯いますよね?
リチウムイオンは、高温環境下では電池内部の電解質の劣化が促進されます。
充電をしながらゲームやインターネットなどを行っていると、スマホがフル稼働して本体が熱くなります。
必然的に電池の温度が上がり、劣化していくのです。
長期間の保管
機種変更後に手元に残ったスマートフォンを保管する際、50%前後の充電で保管すると一番状態が安定するそうです。
満充電(100%)や電池切れ状態(0%)で保管をすると電解質の状態が不安定になるため、劣化速度が早くなります。
さいごに
リチウムイオン電池の特性を知ることで、電池寿命を伸ばすことができます。
スマホの電池交換も結構高価だったりします。上手に充電を行い、長く使っていきたいものですね。
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