放送大学で学ぶ⑥ ~認定心理士・bc領域戦略~

2024年5月6日

やなけん(@yanaken8787)です。

放送大学での学びも2年目の春を迎えました。

学期ごとの履修数が少ないため、卒業までかなり時間がかかりそうな予感がしていますが、引き続きマイペースに進めていこうと思います。

心理学を学んでいる人は認定心理士を目指している人も多いかと思いますが、僕も「体系的に心理学を学んだ証」として目標としています。認定心理士を目指す中で、理解が難しいなぁ…と感じるのが、大学と日本心理学会での単位認定の違いだと思います。

その中でも「b領域」「c領域」をどのように攻略していくか? 悩ましいですよね。

今日の記事では、特に「b領域」「c領域」に焦点をあて、僕がどのような戦略を描き、現在どのような状況なのか? また、どのように戦略を見直したかを共有したいと思います。

認定心理士を目指す皆さんの参考になれば幸いです。

※この記事はPRが含まれます

b領域戦略

認定心理士放送大学bc領域

放送大学「2024年度認定心理士資格取得の手引」より引用

b領域の学びでは、「統計学に関する科目を1単位以上履修するすること」という記述がありますので、認定心理士を目指すには統計は避けて通れない道です。

再度触れますが、ここでいう「1単位以上」とは、大学の単位ではなく、日本心理学会が定める認定心理士を申請するのに必要な認定単位のことです。

「基本主題」と「副次主題」とは

日本心理学会では、資格取得に必要な単位の認定基準を以下のように定めています。

基本主題 認定心理士に求められる最も重要な必修的知識または技術の部分で単位を認定する主題のことです。
修得単位数(大学で修得した単位数)がそのまま認定単位数になります。
副次主題 当該領域の「基本主題」としては認められないが、若干条件を緩くしてこの領域に含めて単位を認定する主題のことです。修得単位数の半分だけが認定単位数になります。

放送大学HPより引用

ようするに、「基本主題」と表記された科目は大学での単位がそのまま認定されて、「副次主題」と表記されている科目は大学での単位の半分が認定されるということです。

まず、これを理解したうえで履修計画を立てることが必要です。

統計を1単位以上履修する

統計と聞くだけでなにやら小難しそうだし、1単位で良いのであれば、できれば最低限で済ませたい。それが人の心と言うもの。

どのように統計を一撃で攻略するか?

戦略を立てるにあたり、統計に関する科目をスプレットシートで比較検討することにしました。

統計科目の平均点比較

2024年認定心理士手引を見ると対象科目が増えていますが、2023年夏時点では上記のみ記載されていました。授業科目案内の単位認定試験平均点を確認し一番難易度が低そうなものを選ぶことにしました。

超後ろ向き。

スプレットシートでまとめてみた結果、心理学統計法(’21)が比較的平均点が高いのでこの科目を履修するのが無難と判断しました。

2023年夏時点でのb領域戦略としては、

  • 心理学研究法(’20) 基本主題 2単位 2023年2学期に履修
  • 心理学統計法(’21) 基本主題 2単位 2024年1学期に履修

この2科目でb領域をクリアする計画を立てました。

やなけん
やなけん
どうやら統計は難しいらしい

そんな噂も聞いていましたので、確実に単位がほしい僕としては、

先行して2023年2学期から心理学統計法(’21)を学んで、2024年1学期で履修すれば余裕で攻略できるはず。なんて考えたので、教科書だけ先に入手し学習を開始しました。

が、しかし!

やなけん
やなけん
思った以上に難しかった…これはヤバイ💦

学習時間をかなり割かないと攻略できない事が判明したのです。

春休み中にメンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種の受験が控えており受験勉強を優先するため、2024年1学期の履修計画を見直すことにしました。

b領域の修正戦略

心理学研究法(’20)は無事にⒶで単位認定されたため、「統計をどう攻略するか?」は命題となりました。どうしようかな~なんて思いながら手引をパラパラと眺めていると、b領域の説明にこんな一文がありました。

放送大学「2024年度認定心理士資格取得の手引」P6より引用

面接授業か! そうか、面接授業で短期勝負が可能であれば辛いのはその時だけ!

2日間だけ頑張れば統計をクリアできる!

なんて素晴らしいアイデアなんだ!👏

認定心理士の年度別資格取得対応項目一覧より、面接授業のPDFを確認したところ最寄りの学習センターにも統計の授業がありました!

「統計学に関する科目」って書いてある~~!!

ちょうど履修登録期間だったため脊髄反射で登録しました。

何かが違う事に気づく

転職後の通勤に慣れてきた3月上旬。朝の通勤電車内で吊革につかまりながら、ぼーっと外を眺めていたときにふと思ったのです。

「あれ? もしかして、統計の面接授業って副次主題?😱」

面接授業は2日間の日程で学習センターで実施されますが、大学での扱いは1単位の授業なのです。副次主題だった場合、日本心理学会での扱いは0.5単位です。

帰宅後に認定心理士の年度別資格取得対応項目一覧で確認したら「b副」ってしっかり書いてありました。とほほ😅

すでに学費も払込している状態です。悔やんでも仕方ありません。

面接授業はしっかりと受けて0.5単位をゲットし、他の科目で統計をクリアする事へ方針転換をすることにしました。面接授業の単位が取れていた場合は、同じく0.5単位の「Rで学ぶ確率統計(’21)」を履修する事になりそうです。

「Rで学ぶ確率統計(’21)」は、小テストとレポートのみの科目なので、頑張れば統計はなんとかクリアできそうです。

c領域戦略

認定心理士の申請にあたってはbc領域で8単位、その内c領域で4単位が必要です。b領域に関しては既に2単位を取得済み、統計で1単位の合計3単位を取得予定です。

僕の場合は残り5単位をc領域で取得する必要があります。

効率よく単位を取得するには、基本主題2単位の科目である「心理学実験(基礎)」が必須と言えます。オンデマンドとライブWeb授業との併用科目なので受講計画を立てる必要があります。

ライブWeb授業はZOOMを使用した授業なので、日程だけ合えば全国どの学習センターで開催される授業でも受講できるのがメリットです。

残りは「心理学実験」や「心理検査法基礎実習」など、学習センターでのリアル講義で取得していきます。

c領域履修まとめ

  • 心理学実験(基礎)基本主題 2単位
  • 心理学実験/心理検査法基礎実習 基本主題 3単位

実験はレポートをしっかりやらないと認定されない事もあるそうです。

今後も半年ごとに1つずつ履修していきたいと考えています。

さいごに

後ろ向きな表現ですが統計を回避するのか、実験を回避するのか。

僕は統計を回避することを選びましたが、これが正解かはまったくわかりません。

数学は苦手ですが、認定心理士に向けての学びで必要なのは間違いありませんので、一つずつ確実に学んでいきたいと思います。

来月はいよいよ心理学実験の面接授業!

レポートが不安ですが、楽しみながら学んでいきたいと思います。

では、また。

 

放送大学

Posted by やなけん