気候危機と言われるけど、本当に地球は温暖化しているの?

2023年2月14日

温室効果ガスは減らさないとどうなる?

地球で何が起きているのか? 何が原因なのかを確認してきましたが、結局温室効果ガスを減らさず、地球温暖化が進むとどうなるのでしょうか?

こちらの本を元にまとめると……

  • 海が太陽の熱を吸収できなくなる
  • 北極圏と南極圏の氷床が溶けて海面が上昇、水没する地域が出てくる
  • 氷床が抱え込んでいた二酸化炭素が放出される
  • 永久凍土が溶け、太古の細菌やウイルスが現代に蘇る
  • 異常高温や熱波で亡くなる方が増える
  • 自然発生の山火事が多発する
  • 干ばつによる、水不足。飲料水の確保が難しくなる
  • 作物が育たず食料不足になる
  • 食料不足による飢餓
  • 異常気象による大雨、洪水被害が増える
  • 経済の崩壊
  • 気候の穏やかな土地を求めて戦争が勃発する

「地球温暖化→戦争」は極端かもしれませんが、過去の歴史から、例えばロシアは不凍港を求めて南下してきた歴史がありますので、遠い未来の話ではないと個人的には考えています。

温室効果ガスを減らすには何ができる?

温室効果ガスを減らすには何ができるのでしょうか?

国連では、気候危機に対する私たちが取り組むべき10の行動を発信しています。どれも簡単に行動できる事から、意識すれば可能なものまであります。Act Now(United Nations)より、順番にご紹介していきますね。

家でエネルギーを節約する

家で利用するエネルギーは、石炭、石油、ガスを動力源としています。乾燥機を使う代わりに暖房や冷房の温度を少し下げたり、LED電球や電気効率の良い製品に変えたり、洗濯物を冷水で洗ったり、乾燥機を使わずに自然乾燥したりと、日々の生活で「ちょっとした工夫」をしていきましょう。

徒歩、自転車、公共交通機関を利用する

自動車のほとんどはディーゼルやガソリンで走ります。自動車で移動する代わりに、歩いたり自転車に乗ったりすると温室効果ガスの排出削減に貢献できます。また、電車やバスを利用するなど、最低限の温室効果ガス排出を意識します。

野菜中心の生活

酪農、特に牛乳や牛肉の消費を減らすことで、牛の生産を抑えられます。(牛のゲップがメタンを排出するのを抑制する)

旅行の再考

飛行機は大量の化石燃料を燃やし、温室効果ガスを大量に排出します。フライト数を減らすことが環境への影響を減らすために役立ちます。人とはオンラインで会うか、電車で旅をするか、長距離の旅行を取りやめます。

捨てる食べ物を減らす

食べ物を廃棄することは、育て、生産し、包装し、輸送するために使用された資源・エネルギーが無駄となります。また廃棄したものが腐敗するとメタンガスを排出します。

再利用、修理、リサクル

原材料の抽出から製造、市場への輸送に至るまで二酸化炭素を排出します。購入を減らし、中古品を購入し、出来る限り修理し、リサイクルしましょう。

自宅の電力会社を変更する

あなたの家の電力会社を、可能であれば風力や太陽光などの再生可能エネルギーで発電している会社へ変更する事を検討してください。屋根にソーラーパネルを設置して発電も良いですね。

現在利用している電力会社でも、再生可能エネルギーのプランを発表しています。

東京電力エナジーパートナーでは、アクアエナジー100などのプランがあります。

電気自動車に買い換える

電気自動車へ買い換えるのは効果的です。電気自動車は大気汚染を減らし、温室効果ガスの排出量を削減するのに役立ちます。購入に「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」が利用できます。

環境に優しい製品を選ぶ

私たちが使うものはすべて地球に影響を与えます。製品やサービスを利用する際、環境に優しいものを選ぶ事を意識してみてください。温室効果ガスの排出や廃棄物の削減に取り組んでいる企業から製品やサービス提供を受けましょう。エシカルな暮らしってやつですね。

ネット検索ならEcosiaとか。

周囲の人に発信する

気候危機に関心を持っていただけたなら、周囲の人とこの話題をしましょう。まずは知ること、理解する事が大切です。

その他

Posted by やなけん