au版iPad mini4をUQ mobileで使えるようにしてみた
ご無沙汰のヤナケン(@jinbo5)です。
今月は出張が続いたのと、野球もオープン戦が始まったりで遊びまくっていましたので、まったく更新が出来ませんでした(>_<)
ぼちぼちと更新していきたいと思います。
さて、UQモバイルでiPadを使おうと思い、中古のau版iPad mini4を手にいれました。
しかし僕の調べ方が悪いのか、ネット上にはあまり情報がなくて非常に困りました。
情報があってもイマイチな内容ばかりで参考にならないサイトも多く、本当に困り果てました。
それなら自分で体を張って(?)使えるか試してみよう!という事で、無事に使えるようになりましたので、その軌跡を記していきたいと思います。
auネットワークで月々980円(税抜)~!【UQ mobile】
公式ページにはiPadに関する情報が無い
UQ mobileの公式ページの動作確認端末一覧を見ると、そもそもiPad(というかタブレット)の動作確認がまったくありません。大人の事情と推測しますが、まったく情報が無いのはあまりにも酷いなと思いました。
iPad mini4やiPad Pro以降の機種をMVNOで使うには、SIMロック解除が必要です。
検証を実施するにあたり下記の手順で試すことにしました。
- Try UQ mobileでデータSIMを借りる
- iPad mini4をSIMロック解除する
- プロファイルをインストールして使えるか実験する
Try UQ mobileでデータSIMを借りる
UQでは、無料で15日間お試し利用をする事ができます。Try UQ mobileのページからレンタル申し込みを行います。
動作確認をするだけなので15日間あれば十分ですね。
レンタルの申し込み条件としては下記となります。
【お申し込み条件】
- 日本国内に在住の20歳以上の方(実際にご利用される方も20歳以上であること)
- お申し込み者ご本人様名義のクレジットカードをご登録いただける方
- 過去180日間以内に本サービスのご利用履歴がない方、また貸出機器の未返却履歴のない方
- その他、本サービス利用規約
に同意いただける方
以前はレンタル申し込みに携帯電話メールが必ず必要でしたが、最近では携帯電話とGmailなどのフリーメールの組み合わせでも申し込み可能となりました。
申し込みをすると在庫があれば、2,3日ほどで届きます。
マジックテープで留めただけで簡単に開けられる、全面的に日本郵便を信頼した作りとなっています(笑)
中身を開けるとこんな感じ。
中身を確認すると、使い方の説明資料とSIM、宛先印刷済みの返送用着払い伝票が入っています。UQさん親切ですね。完全無料の対応をありがとうございます。
今回はiPadなので、データ用VoLTE nano SIMをお借りしました。
契約時には”マルチSIM(VoLTE)”でシングル契約が必要となるはずです。SIMは何種類かあるので、ぜひ統一して欲しいものです。
iPad mini4をSIMロック解除する
次に、使用予定のiPadのSIMロックを解除します。仮にUQ mobileで使えなかったとしてもドコモ系MVNOで使えばよいと考えていましたので必要な作業です。
携帯会社3社の中で、譲渡された端末を購入者以外がSIMロック解除できるのはauだけですので、注意してください。
ちなみに、各社SIMロック解除に対する姿勢は下記となります。
【ドコモ】
ネットワーク利用制限、おまかせロック等の各種ロックがかかっていないこと
ネットワーク利用制限携帯電話確認サイトより、ネットワーク利用制限の対象電話機であるかをご確認いただけます。 契約者ご本人の購入履歴がある機種であること 購入日から100日経過した機種であること
ただし、以下の場合は100日を経過していない場合でも即時にSIMロック解除の手続きが可能となります。
当該回線において、過去にSIMロック解除※4を行っており、その受付から100日経過した場合 当該機種を一括払いでご購入、または分割払いでご購入され、その分割支払金/分割払金のご精算をされた場合
(いずれも端末購入サポートを利用されている場合は、端末購入サポートの解除料をお支払いいただくことが必要です。)
回線契約期間中に受付したSIMロック解除が対象です。 既にドコモを解約済の方は、解約日から100日経過していないこと
ドコモでは2015年5月1日以降に発売された機種に関しては、購入者(契約者)本人のみがSIMロック解除可能です。
解約後、100日以内であればドコモショップ店頭にて解除可能だそうですが、100日以上経過している場合はSIMロック解除不可となるようです。
【au】
- 2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種であること。
SIMロック解除対象機種一覧のご確認はこちら- 契約者ご本人さまの購入履歴があること。
- ネットワーク利用制限中のau携帯電話でないこと。
- 機種購入日から101日目以降であること。
- 当社の回線契約を解約済みの場合は、解約日から100日以内であること。
ただし、以下の場合は機種購入日から100日以内でもSIMロック解除の手続きが可能となります。
- 当該機種を一括払いでご購入いただいている場合
- au購入サポートなど(ご購入機種の継続利用および適用条件の継続契約を条件として、機種のご購入代金の一部を当社が負担する施策)が適用されている機種については、機種購入日から100日以内の場合はSIMロック解除の手続きが行えません。(2018年1月16日以降適用開始予定)
- 対象回線におけるSIMロック解除実績※があり、前回のSIMロック解除受付日から101日目以降の場合
- 2017年7月11日以降に受付したSIMロック解除が対象です。
※機種購入日当日を「1日目」とします。
※ご購入いただいた機種は、機種購入日の翌日に購入履歴に反映されます。
※上記の条件を満たしている場合でも、故障がある場合は修理完了後のお手続きとなります。また、ご利用料金を滞納中の場合は当該料金のお支払完了後のお手続きとなります。
僕が今回SIMロック解除したのはauのiPadでしたが、条件を満たしていたのでauショップですんなり受付可能でした。SIMロック解除受付時に来店者の本人確認として、運転免許証の提示を求められました。
当時は第三者から譲り受けた端末でもSIMロック解除可能でしたが、条件が他社と同じになり、本人の購入履歴が無いとSIMロック解除はできなくなった模様です。
【ソフトバンク】
- 2015年5月以降に発売された機種(SIMロック解除機能を搭載したものに限ります)のSIMロック解除は、購入日(当社システムにて記録されている販売日など)より101日目以降の場合に受付可能です。
- 以下3つの条件すべてに当てはまる場合は、機種購入日から100日以内の場合でもSIMロック解除の手続きが可能です。
- 2017年12月1日(金)以降に、機種変更前の対象回線でSIMロック解除を行ったことがあること
- 前回のSIMロック解除受付日から101日目以降であること
- 前回のSIMロック解除を行った機種が2015年5月以降に発売された機種であること
- 製品の分割支払金/賦払金を一括精算した場合や、製品を一括購入された場合に受付可能です(ただし、一部の一括販売キャンペーンで購入された製品の場合、SIMロック解除をお断りする場合があります)。
- 解約済み製品のSIMロック解除のお手続き可能期間は、解約後90日以内となります。また、解約済み製品のSIMロック解除のお手続きは、契約されていたご本人さま限り可能です。
- 安心遠隔ロックなど製品の機能を制限するサービスをご利用の場合は、これらのサービスを解除後にお手続きをさせていただきます。
- 対象の製品に故障や水濡れがある場合は、SIMロック解除のお手続きができません。故障修理などが完了してからのお手続きとなります。
- ネットワーク利用制限製品については、解除のお手続きをすることができません。
- 対象の製品を契約されていたご本人さまに限り可能です。
- 他社へのりかえ(MNP)または、ワイモバイルへ番号移行(MNP契約)し、ご利用中の携帯電話機器を継続利用される場合は、のりかえ(MNP)や番号移行(MNP契約)の転出手続き前に必ずSIMロック解除を実施してください。のりかえ(MNP)や番号移行(MNP契約)転出後のSIMロック解除は、ソフトバンクショップのみでのお手続き(有料)となります。
まもなく、ソフトバンクの回線を利用したMVNOが出てくると思われますが、今のところはドコモ系・au系で利用する事が前提となります。ドコモと条件は似ていますね。
契約者本人がSIMロック解除を行う場合は、各携帯会社のサポートサイトから行うと手数料無料です。各ショップ窓口で行うと3,000円(税別)を現金で支払う必要があります。
という事で、一時間以上待たされてSIMロック解除してきました。作業時に店員さんがした事は、本体のIMEIの確認のみです。これで晴れてSIMフリー機となりました。
しかしかなりの時間待たされました。番号札を貰ってから外出しても良いかを聞いた上で、待ち時間に他の用事を済ませるのがオススメです。
(2018/11/27追記)
現在、全ての携帯会社が統一のSIMロック解除姿勢となっていますので、auもSIMロック解除ができなくなりました。
上記記事にもあるとおり、総務省のガイドラインが改定となりましたので、2019年9月1日以降から中古端末に関してもSIMロック解除が義務化されます。
UQ mobileの設定をする(要Wi-Fi)
最後にUQ mobileの設定を行います。具体的にはプロファイルと呼ばれるものをiPadにインストールします。アクティベートが必要な方は、何かしらSIMをご用意ください。
今回アクティベートするにあたり、iPhoneに刺さっているmineoのSIMを利用しました。最初は解約済みのauのSIMを使用しましたがうまくできず、現在利用中回線のSIMで試したらできました。
UQ mobileのSIMを挿入してみると、圏外表示になります。
これは、本体自体はSIMが挿入されたことを認識しているのですが、ネットワーク回線を掴んでいない状態です。圏外表示なので、きちんとSIMフリーになっているのが確認できました。
回線を認識するように、設定ファイルであるプロファイルをインストールします。作業には以前の記事同様にWi-Fiが必要となりますので、環境がない方はなんとかして用意しましょう。
プロファイルのインストールですが、UQ公式ページには該当ページへのリンクは、どこにもありません。なぜなのでしょうか?大人の事情的なニオイをプンプン感じます(笑)
iPadのSafariでgoogle等へアクセスし、「UQ プロファイル」と検索するか、コチラから該当ページへアクセスします。
iOS端末の設定方法ページから、STEP1に記載のあるURLへアクセスします。iPadであってもiPhone6/6 Plus/6s/6s Plus/SE用のURLへアクセスします。
アクセスをすると自動的に次の画面に遷移します。
インストールをタップ。
次へをタップ。
インストールをタップ。
インストールをタップ。
なんだかインストールばっかり出てきますね…(笑)
完了をタップして終了です。
最後に正しく設定できたことを確認します。
設定→プロファイルからUQ mobile for iOS Ver2.0の表記が確認できればOKです。お疲れ様でした。
2017/09/22追記
今月、仕事でLTE 4Gデータ専用nano SIMをお借りして、au版iPad Air/Air2で動作確認を行いました。結果は問題なくデータ通信可能でしたので、上記プロファイルをインストール頂ければ利用可能です。また、iOS11へバージョンアップしたau版iPad Air2でも動作可能でした。
さいごに
契約の部分に関しては端折ってしまいましたが、iPad mini4とUQ mobileでも安心して使用できるよ!という事は伝わったでしょうか?
UQはマルチSIM(VoLTE)だとプロファイル設定無しでも利用できますが、iPadはプロファイルのインストールは必須です。プロファイルを利用する関係でテザリングも利用できませんでした。
UQモバイルを検討されている方の参考になれば幸いです。
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