携帯電話・スマートフォンで、Jアラート(緊急速報メール)を受信する方法

2018年6月30日

津波の教え

ちょっと話が緊急速報メールから脱線しますが、せっかくなのでお話させてください。

3年前に気仙沼にボランティアで訪れました。

視察の際に巡った気仙沼市立小泉小学校に、津波の教えという石碑が設置されていました。小泉小学校の敷地は高台にあり、ここに避難された方は助かった場所です。

左下の石版にはQRコードがあり、読み取ると当時の生々しい津波の映像へアクセスし確認する事ができます。また下記のメッセージが刻まれています。

未来の人びとに

2011年3月11日 午後2時46分 東日本大震災が起こり 大津波が太平洋沿岸に襲来した。気仙沼市小泉地区は大被害を受け 多くの命と家を失ってしまった。学んだことは「地震があったら津波がくる」 ともかく上へ上へと逃げること。「てんでんこに逃げよ」 その教えを伝えたい。

「てんでんこに逃げよ」とは、具体的には、みずから状況判断して逃げること、災害弱者を助ける立場の者はあらかじめ明らかにしておくこと、家族はそれぞれ逃げると信じて行動することの標語です。

釜石の小中学生らは、地震の直後から教師の指示を待たずに避難を開始し「津波が来るぞ、逃げるぞ」と周囲に知らせながら、保育園児のベビーカーを押し、お年寄りの手を引いて高台に向かって走り続け、全員無事に避難することができた話が有名です。

小泉小学校の駐車場から小泉地区を望むと、家や建物は全て流され、山はえぐられ、津波の脅威を目の当たりに感じます。

津波の被害

さらに本題から外れますが、私が東北へ訪れた際に印象に残っている写真を掲載します。

 

南三陸町防災対策庁舎と、その周辺

津波が襲来する直前まで、町民に避難を呼びかけていた南三陸市職員であった女性の話は胸が痛みます。元々の建物があった場所は塀の基礎のみを残して、何もありません。

”なつかしい未来へ”

見つけた瞬間、震災前の町並みや人の往来を想像して涙が出てきました。

 

第18共徳丸

気仙沼市の市街地まで流されてきた第18共徳丸は2013年10月に解体されており、今はありません。

船の下部が黒く煤けているのは、軽自動車を押しつぶし燃えたため。自動車内に人がいるのかは、確認が取れていないと現地ガイドさんが仰っていました。

 

宮城県気仙沼向洋高等学校(2017年現在、中に入ることはできません)

新校舎の屋上に教師・生徒ともに全員避難し無事だった学校です。旧校舎の一階部分には流されてきた車などがありました。

警報を受け取ってすぐに行動することで、助かる可能性がぐっと上がります。津波警報の配信はまだ日が浅いため、知らない方が多いと思います。

ぜひ身の回りの方と一度は共有してください。

特別警報

特別警報とは、気象庁から発表される気象や噴火に関する警報発表を、対象地域に一斉配信するサービスです。

  • 大雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪について、数十年に一度程度の大雨や大雪が予想される場合、または、数十年に一度程度の台風等に伴い暴風等が予想される場合に、気象庁から気象等に関する特別警報が発表されます。
  • 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生または予想される場合、気象庁から噴火警報(居住地域)(噴火警戒レベルを運用している場合は噴火警戒レベル4以上)の噴火に関する特別警報が発表されます。

気象などに関する特別警報

現象の種類 基準
大雨 台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され、もしくは、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合
暴風 数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により 暴風が吹くと予想される場合
高潮 高潮になると予想される場合
波浪 高波になると予想される場合
暴風雪 数十年に一度の強度の台風と同程度の温帯低気圧により雪をともなう暴風が吹くと予想される場合
大雪 数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合

噴火に関する特別警報(下の表のうち「特別警報」が発表された場合に配信)

1.噴火警戒レベルを運用している火山

名称 対象範囲 レベル キーワード
特別警報 噴火警報
(居住地域)
居住地域およびそれより火口側 5 避難
4 避難準備
警報 噴火警報
(火口周辺)
火口から居住地域近くまでの広い範囲の火口周辺 3 入山規制
火口から少し離れた所までの火口周辺 2 火口周辺規制
予報 噴火予報 火口内など 1 活火山であることに留意

2.噴火警戒レベルを運用していない火山

名称 対象範囲 キーワード
特別警報 噴火警報
(居住地域)
居住地域およびそれより火口側 居住地域厳重警戒
警報 噴火警報
(火口周辺)
火口から居住地域近くまでの広い範囲の火口周辺 入山危険
火口から少し離れた所までの火口周辺 火口周辺危険
予報 噴火予報 火口内など 活火山であることに留意

特別警報発出時の音は、津波警報と同じです。

災害・避難情報

全国の地方公共団体などより配信される、津波や土砂崩れなど自然災害の情報や、それらに伴う避難情報、さらに、総務省消防庁より配信される国民保護に関する情報など、住民の安全に関わる様々な情報を受信することができます。

今回の携帯電話ショップで増えているのが、国民保護情報をどうやって受信するのか?の問い合わせです。

政府による国民保護に関する情報

総務省消防庁からは政府の発表する国民保護に関する情報が配信されます。武力攻撃やテロなどが万が一発生した場合に、どのように行動すればよいか、あらかじめ知っておくことが重要です。

国民保護に関する情報の詳細は内閣官房国民保護ポータルサイトで確認できます。

武力攻撃事態
国民の保護に関する基本指針においては、以下の4つの類型が想定されています。

  • 着上陸侵攻の場合
  • 弾道ミサイル攻撃の場合
  • ゲリラ・特殊部隊による攻撃の場合
  • 航空攻撃の場合

緊急対処事態
攻撃の対象施設や攻撃の手段の種類により、以下の4つの事例が想定されています。

  • 危険性を内在する物質を有する施設などに対する攻撃が行われる事態
  • 多数の人が集合する施設および大量輸送機関などに対する攻撃が行われる事態
  • 多数の人を殺傷する特性を有する物質などによる攻撃が行われる事態
  • 破壊の手段として交通機関を用いた攻撃が行われる事態

読んでいて怖いことばかり書いてありますね…内閣官房国民保護ポータルサイトにて、「武力攻撃やテロなどから身を守るために」というPDF冊子が掲載されていますので、ぜひ一読ください。

災害・避難情報発出時の音は、津波警報と同じです。

もっとすごい音の方が良いと思うのはボクだけでしょうか…

生活

Posted by ジンボ