物事がうまくいかない時は、立ち止まって考えてみよう

2023年2月14日

上から目線で意見や考え方を押し付けていると、怒られてしまったやなけん(@yanaken8787)です。

特にそういったつもりでは無かったのですが、相手にとってはそう感じたのでしょうね。感情的に反発されると会話にならないので、その時はお詫びをして進言はやめてしまいました。

物事を進めている時にうまく行かない時があります。

そんな時は俯瞰して現在位置を確認するとともに、現状の確認となぜそうなったのか?

一度立ち止まって、現在までの過程を再確認することが大切です。

改善するための考え方

物事を進める際には下記2つの考え方に沿って進めていくと解決しやすいのですが、ここでは具体例に沿って理解を深めて行きたいと思います。

今を遡ること5年前の2012年7月9日、東京ディズニーランドに新しいアトラクションが誕生しました。今でも大人気のアトラクション、「トイ・ストーリー・マニア!」です。

オープン当初は最大で400分待ち(!)の大人気アトラクションです。400分待ちって6時間以上待たないと遊べないのですから、そりゃ物凄い大人気な訳です。

当時、夏休みに入った息子がトイ・ストーリー・マニア!に行きたいと言いはじめました。

確かに最近遊びに連れて行ってあげてないからねーと言う事で、ディズニーシーへ行く事にしました。事前リサーチでは8月の平日でも300分以上の待ち時間。

ディズニーシーに行く最大の目的をトイ・ストーリー・マニア! で遊ぶこととして、計画を立てることにしました。

PDCAサイクル

PDCAサイクルとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4段階を繰り返すことにより、物事を改善いていく考え方です。

上記、トイ・ストーリー・マニア!に当てはめると、、、

Plan(計画)

  • 日によって開園日が異なるので、開演時間を確認する
  • 電車で行くには何時の電車に乗ればいいのか?できれば開園前に並びたい
  • 暑くなりそうなので熱中症対策
  • トイ・ストーリー・マニア!は人気なので、ファストパスを真っ先に取りに行く
  • アトラクションの場所と、移動コースの事前確認(結構大事)
  • 走りやすい服装と荷物分担

それほど多くは考えませんでしたが、以上が決めるべき内容と考えましたので以下の通り計画を立てました。

開演時間は8:30だったので、1時間前には現地についていたい。調べた結果、始発に乗っていくしか方法はありませんでしたので、頑張って早起きして始発で行くことにしました。

服装はTシャツにハーフパンツ、開園ダッシュする事が予想されましたので運動靴は必須です。

そして、入園する時は一人ひとりパークチケットをスタッフに渡すので、入った瞬間に家族分のチケットを回収してボクはアトラクションまでダッシュ!

ファストパスをゲットしたら電話して待ち合わせをするという大まかな計画を立てました。

Do(実行)

当日は全員無事に早起きでき、日頃の行いが良いのもあって快晴。家族でファストパスをゲットするまでの綿密な打ち合わせを行いながら、東京ディズニーランドへ向かいました。

時間通りに到着したのにも関わらず、既に開園待ちの人でいっぱい。本来ならば、前乗りする勢いで計画を立てた方がよかったです。

そして、思った以上の暑さ。7時台だったのにもかかわらず、熱中症で倒れそうになるくらいの相当な気温でした。

開園前に、現在位置、アトラクションまでの走る経路を最終確認。入場後のチケット受け渡しなどの打ち合わせを行いました。

そして、いよいよ開園。

みんな、走る走る走る走る。

事前シミュレーションが非常に役に立ちました。

少し斜め前を走る、底上げサンダルの女の子は転んでしまい、携帯電話は電池裏蓋が外れて電池がバラバラになっていました。カバンの中身もぶちまけて・・・

普段なら拾うのを手伝いますが、構っていられません。遊べなかったら息子にどやされるからです。

無事にファストパスの列に並び、前にならぶ名古屋から来たというお父さんと会話しながら無事に発券。その段階で19時近く(!)のファストパスでした。

そして、ボクの15m後ろくらいでファストパス終了のアナウンス。

その瞬間にどっと疲れたのを覚えています。

Check(検証)

今回の計画と実行後を振り返ってみると、目的は達成できましたのである程度成功と言えます。大筋の計画は間違っていないことがわかりました。

でも、細かい所を振り返ると、改善点が多々見つかりました。

  • 開園前から長蛇の列は想定外だった。前乗りするか、車でもっと早い時間到着で行くべき。
  • 7時台に到着したのにもかかわらず、猛暑であった。ペットボトルは持っていくべきだった。
  • 開園ダッシュ、服装、アトラクションまでの経路は間違っていなかった。

Action(改善)

Check(検証)時の振り返りで上がったポイントを改善して挑むのですが、行く機会がないのでActionは未実行です。

本来であれば、再度、計画~実行~検証~改善をまた繰り返します。

以上が、PDCAサイクルと呼ばれるものです。

STPDサイクル

ボクのオススメはこちらです。ソニーの小林茂氏(当時の常務取締役、厚木工場長)が提唱したと言われています。

STPDサイクルとは、See(よく観察する)、Think(なぜそうなのか考える)、Plan(計画)、Do(実行)の4つのステップでアプローチします。

さきほどの、トイ・ストーリー・マニア! に当てはめて理解をしていきましょう。

See(よく観察する)

  • 当日行っても乗れない人がいるらしい
  • 待ち時間は400分、ファストパスはある
  • このアトラクションはできたばかりらしい
  • 昨日も昼間の気温が高かった
  • 当日の開園時間は何時から?

Think(なぜそうなのか考える)

  • 当日に乗れない人がいるのは、夏休みで子供たちが大勢訪れているからだな
  • ファストパスをゲット出来なかった人がスタンバイで並んで400分
  • 無計画に行くと乗れなさそう。待つと一日潰れてしまうので、待たずに乗れる方法を考える
  • 普段よりも開園時間は早いのは、夏休みだからだな

以上のような考え方で(ちょっと無理ありますが・・)、よく観察し、なぜそうなのか考えて、計画を立てて、実行という流れがSTPDの考え方です。

どんな事にも応用できる

PDCAサイクルも、STPDサイクルも仕事や普段の生活に応用する事ができます。よく、計畫だけ立てて、行動できない人が多い中ではSTPDは非常に良い考え方だと思います。

また、今の状況は当たり前ではない、常に良い方法はないかの視点を持ち続けることが大切なのと同時に、現状の把握と、なぜそうなっているのか?をしっかりと考察することが重要です。

まとめ

今の手法、考え方がベストとは限りません。定期的に見つめ直す事で、目的を達成できる可能性が非常に高くなります。

PDCAサイクルもSTPDサイクルも、サイクルを重ねるごとに良い方向性や結果が見えやすくなって行くことでしょう。

もし、何かに行き詰まっているのであれば、一度試してみてはいかがでしょうか?